日本語URLを利用して、ブログを検索結果に上位表示しようとしていないか。
残念ならがら、日本語URLはSEOに効果的ではない。
しかも、FacebookやTwitterなどのSNSで拡散される時に不利になる。
WordPress以外のブログにも共通することなので、ブログ開設時にはパーマリンクの初期設定をしっかりしておこう。
日本語URLとは
日本語URLとは、下記のような日本語を含んだURLだ。
https://bitregions.com/日本語URL/
日本語URLはサイトURLやカテゴリのURL、記事のURLなどに使用できる。
日本語ULRはSEO対策に効果なし
冒頭で伝えたように、日本語URLはSEO対策に効果がない。
ミューラー氏によるとこのような発言がある。
要するに、検索結果においては直接影響はしないが、ユーザー目線でいえばコンテンツと同じ言語のURLの方が安心と信用があると。
ジョン・ミューラー氏:コンテンツと同様の言語をURLでも使用することがベストだ。何故ならURLは検索結果で目に見え、ブラウザでも見ることができるからだ。
ユーザーは、入力したURLのページにアクセスすることができる。コンテンツと同じ言語のURLであれば、例えばヒンディー語のコンテンツ内容で、URLもヒンディー語になっていれば、ヒンディー語を利用するユーザーにとって優れた体験となるだろう。
しかし現状英語のURLに何も問題が無いのであれば、URLが英語、コンテンツがヒンディー語という状況は、ランキングに悪影響を与えるということは無い。だが先々の事を考えるならば、コンテンツと同じ言語のURLにしたほうが良いようにも思う。
参考:https://service.plan-b.co.jp/blog/seo/7112/
日本語URLはSNSで使いづらい
FacebookやTwitterで拡散される場合には、日本語URLは勝手に変換(エンコード)され、URLが長くなる。
エンコード(変換)とは、人間が理解できる文字や音声、映像といったアナログ情報をコンピューターが認識できるデジタル情報に変換することを指す。
SEOには関係しないが、記号に変換された長く怪しいリンクはクリック率が下がる。
- https://bitregions.com/url/seo
- https://bitregions.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%AEURL
上記のように英数字と記号の羅列になってしまうといかにも怪しいリンクにみえてしまう。
こういったリンクは、スパムのように見えるのでクリックに戸惑う原因になるだろう。
それに、URLが長くなってしまい画面いっぱいになるので印象がよくない。
コピー&ペーストするにもカーソルの最後まで範囲指定するのは面倒だ。
URLリンクを外部に設置しようとするのにも不便である。
URLを紹介するなら英数字が有利
SEOの観点でいえば、英語のURLでも日本語URLでも違いはない。
しかしSNSが強い拡散力をもった今、FaceBookなどのソーシャルメディアを無視したブログ運営は賢明ではない。
拡散されることを踏まえて、URLは英数字にした方が無難だ。
全く紹介されるつもりがなく、アクセス増加を期待しないブログであれば、日本語URLでも問題はないだろう。
過去の日本語URLの記事は直すべき?
※スラッグが日本語か英語かの違いでSEOは関係しない。
しかしブログの作成途中でスラッグを変更すると、元記事のURLが変わることになる。
要するに、既存の記事の検索順位が大幅に下落する原因になってしまう。
そうすると外部に記事リンクを貼られていた場合、検索者はリンクをたどって記事まで到達できなくなるだろう。
ブログが初期段階で何も書いていなければ、スラッグの変更は問題ない。
スラッグを変更するなら、canonicalかリダイレクト設定しておこう。
canonicalかリダイレクト設定について詳しい説明しないので、ぐぐってほしい。
スラッグとは、「ページ名(URL)」の最後の部分の指定できる文字列のこと。
日本語URLをアルファベット変換する初期設定
ブログ開設時に、記事URLを日本語URLにエンコードされないように初期設定しよう。
パーマリンクの初期設定をした後、記事投稿画面から日本語URLをアルファベットURLに変換する。
パーマリンクの設定方法(WordPress)
WordPressを始める前にパーマリンクの初期設定を実行しよう。
パーマリンクの初期設定コード
- /%postname%/
- /%post_id%/%postname%/
WordPressの場合は、パーマリンク設定で記事名を表示する「/%postname%/」がシンプルだ。
しかしURL生成の時に余分なクエリが発生して、レスポンスが遅くなるという。
まだ、初期設定をしていないブログなら「/%post_id%/%postname%/」を採用しよう。
URLの階層が深くなるが、問題はいくつのクリックで記事まで到達できるかリンクの階層が重要だ。
つまり、URLのディレクトリ階層が深かったとしても「/スラッシュ」が10個あってもSEOには関係しない。
記事タイトルの文字列を置換する
記事タイトルのURLは記事を投稿する際に設定する。
以下のスクリーンショットのように、記事編集画面のタイトルの下にパーマリンクの欄が表示されるので、アルファベットに置換しよう。
パーマリンクを設定する際は完結にわかりやすい単語2~3個を記入しよう。
この記事のパーマリンクのように、https://bitregions.com/japanese-url-seoというシンプルなアルファベットURLがわかりやすい。
パーマリンクには(-ハイフン)を利用する
単語が連結し長すぎるパーマリンクは見た目がよくない。
そしてパーマリンクの単語を区切る場合はアンダーバーではなく、(-)ハイフンを利用しよう。
GoogleサーチコンソールのシンプルなURL構造を維持するという説明の中では(-)ハイフンの利用をすすめている。
URL に区切り記号を使用します。http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。URL にはアンダースコア (_) ではなくハイフン (-) を使用することをお勧めします。
https://support.google.com/webmasters/answer/76329?hl=ja
カテゴリ名は設定しない
パーマリンクにカテゴリ名を追加する方法があるが、おすすめしない。
なぜなら、カテゴリ名を途中で変更した場合に、記事URLがWEB上で迷子になってしまうからだ。
これでは、せっかく獲得した外部リンクがゼロの評価になってしまう。
検索順位にも影響するだろう。
カテゴリをパーマリンクに設定した場合、https://サイト名/カテゴリ名/記事タイトルのように設定される。
例えば、http://bitregions/seo/urlという記事を作成したとしよう。
その後、気が変わってカテゴリ名を「seo-taisaku」に変更したとする。
そうすると、記事のURLは自動的にhttp://bitregions/seo-taisaku/urlというパーマリンクに変更され、以前の「http://bitregions/seo/url」のリンクで記事を確認することができなくなる。
リダイレクト設定をすれば問題なくリンクをたどれるようになるが、カテゴリ名を変更する度に、いちいち設定するのは面倒だ。
それなら、元からパーマリンクにカテゴリ名を表示させなければ解決する。
まとめ:日本語URLはSNSに不利
ブログの日本語URLはSEO対策に効果なし。
SNSでは影響があるので、日本語URLを利用しない方がよい。
WordPressだけでなくパーマリンクの初期設定は大事なので、ブログ開始時に設定しておこう。
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