祝30周年・Jリーグ!日本サッカーの未来を展望する

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1993年、日本において初めてのプロサッカーリーグとして誕生した『Jリーグ』こと、日本プロサッカーリーグ。今年5月15日には、記念すべき30周年を迎えました。その30年間の歩みは、日本サッカー史そのものと言っても過言ではないかもしれません。2022年にはワールドカップにおいてドイツ、スペインと、優勝経験のある国を負かし、日本代表が大躍進して話題になりましたが、Jリーグの存在なしには、今日あるように世界水準にまで日本のサッカーレベルが高まることもなかったかもしれません。

最近ではインターネット技術の進歩もあり、海外で活躍する選手たちのプレイもリアルタイムで観戦できるようになりました。また、新しいスポーツの観戦方法のひとつとして、ブックメーカーを利用して楽しむファンも増えてきていると言われています。ここでは日本サッカーの歴史を簡単に振り返ってみたいと思います。

黎明期

日本サッカーの歴史は明治時代初期にまで遡ります。1873年に来日したイギリスの軍人が日本の軍人に訓練の一環として教えたことがそのはじまりといわれています。その後、サッカーは学校などで徐々に広まり、1921年には大日本蹴球協会が創立され、1929年に日本は国際サッカー連盟(FIFA)に加盟します。また、当時はまだ『サッカー』ではなく『フートボール』『蹴球』などと呼ばれていました。また、現在のように誰でもがプレイするというわけではなく、まだまだ限られた社会層でのみ行われたスポーツではあったものの、1939年のベルリンオリンピックでは、当時の強豪国であったスウェーデンをグループリーグで破り、ベスト8にまで進出するなどの活躍を見せるまでに至ります。しかしその勝利への感動も束の間、第二次世界大戦の勃発とともに日本はFIFAから脱退することとなったのです。

終戦からの復活

こうして一度は国際舞台から姿を消した日本サッカーでしたが、第二次大戦後、1950年には再びFIFAに加盟することになりました。しかし、その後はナショナルチームとしてワールドカップやオリンピック予選などの国際大会にも何度か出場しましたが、いずれもメダルにおよぶ大きな成果をあげるまでには至りませんでした。それでも、1964年に開催された東京オリンピックに戦後としては初めての出場を果たすと、強豪国のアルゼンチンに勝利してベスト8入りを果たした他、68年のオリンピック・メキシコ大会でも銅メダルを獲得するなど、世界大会において徐々に活躍を見せていくようになります。ちなみにこうした世界大会に関しても、現在ではリアルタイムで楽しめるライブベッティングができるようになっています。

念願のプロリーグ

こうして国際舞台でも着実に成長を見せてきた日本のサッカーですが、国内においては1991年には社団法人日本プロサッカーリーグが設立され、そして1993年にはついに、念願であったJリーグ(日本プロサッカーリーグ)が誕生することとなりました。このJリーグ開幕は日本におけるサッカー人気を不動のものにし、『サポーター』と呼ばれる多くのファンを獲得したのはもちろんのこと、日本サッカー全体のレベルを上げるのにも大きく貢献することとなります。

1993年のリーグ発足時に加盟していたのは『オリジナル10』とも呼ばれる、東京ベルディ(当時の正式名称は読売日本サッカークラブ)、鹿島アントラーズ、名古屋グランパスなどの10ちチームえすが、年を追うごとにサッカー人口の増加と共にチーム数も増え、1999年からは『Jリーグ ディビジョン1』(現J1リーグ)と『Jリーグ ディビジョン2』(現J2リーグ)の2部制に移行し、、2014年には『J3リーグ』(J3)が創設され、3部制へと制度が変わっていきました。そして2023年のシーズン開始時点で、3部のすべてのリーグ合わせて60クラブが所属しています。

それでも世界王者への道のりは険しく、1994年の『ドーハの悲劇』をはじめ、毎回奮闘を見せるものの、ワールドカップ大会における日本の成績は今のところベスト16が最高となっています。しかしながら日本人サッカー選手の技術は向上し、しかも、近年では海外の強豪リーグで活躍する選手もたくさんでてきています。

 

明治時代から戦争の時代を乗り越え、日々発展してきている日本のサッカー。ワールドカップ2022年大会でも若手選手の活躍が光りましたが、この先もその成長に目が離せません!

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