かつてはカジノといえばラスベガスに代表されるような、いわゆるランドカジノがメインで、ディーラーの存在からゲームに使われるカードやサイコロまで、全てが物理的なものを介して行われていました。同時に『賭博黙示録カイジ』や『LIAR GAME』(ライアーゲーム)』『賭ケグルイ』といった博打漫画の人気に火がつき、映像化されたことで、海外のカジノの華やかで非日常的なイメージとは裏腹に、ギャンブルといえばどこか秘密めいていて退廃的なものというイメージを抱いている人もいるのではないでしょうか。
一方で、近年ではインターネット上でプレイできるオンラインカジノに注目が集まっています。オンラインカジノはネット環境さえあれば、暇な時間にサクッと遊べるのが魅力で、きちんとライセンスを取った上で合法的に運営されているカジノもたくさんあることはあまり知られていません。今回この記事では、博打漫画でよくみられる「あるある」要素を五つ挙げ、オンラインカジノレビューサイト大手「OnlinoCasinoJapan.com」のチームの方達に、オンラインカジノオンラインカジノでのリアルと比較してもらいました。
①負けたら奴隷になる、あるいは命を賭ける
奴隷になること、あるいは命そのものを賭けるというのは、ギャンブルをテーマにした漫画では、特に主人公にとって大事なここ一番の勝負に使われる設定だと思います。一方では『奴隷区』という、勝負で負けたら相手の奴隷にならなければない、という設定がそのまま漫画のコンセプトになっている作品もあります。
当然ギャンブルおいては賭けるものが大きくなるほど、負けた時に失うものも大きくなりますので、「自由の身」や「命」という究極の条件を賭けるのは、負けることの許されない緊張感を作り出すには最高の条件と言えるでしょう。
OCJ チーム(以下、OCJ):
「実は日本でプレイできる大手のオンラインカジノは、海外の運営会社によってかなり健全に運営されていまして、当たり前ですがたとえ負けしても、奴隷になったり命を差し出すということはあり得ません。多くのオンラインカジノでは10円相当から賭けられるゲームも多くあり、割と気軽にプレイできてしまうのが現実です。」
②一ゲームにかかる時間が異常に長い
多くの漫画では、一話あたりに割かれるページ数や、ストーリーとしての盛り上がりや構成上、ギャンブルの一ゲームあたりにかかる時間が非常に長い印象です。またどのゲームも緊張感のある心理戦が繰り広げられ、一ゲームでもうお腹いっぱいに感じてしまいそうです。
OCJ:
「複数の対戦相手と何度もラウンドを回す麻雀やポーカーなど、開始から終了までそれなりに長い時間がかかるものもありますが、オンラインカジノではほとんどの場合、一回のゲームにかかる時間は非常に短いものです。わずか数秒で結果のわかるスロットは当然のこと、カードを使ったゲームの中にも『スピードバカラ』や『スピードブラックジャック』などといったゲームもあり、これらは非常にサクサクと進められます。」
というわけで、一つ一つの動きをじっくりと考えながらゲームをプレイするというよりは、わりと短い時間での判断と、運がないと思ったら潔く引く勇気も必要なのがオンラインカジノの現実と言えるかもしれません。
③データマニア
博打漫画では、例えば『カイジ』の三好 智広や『ギャンブルッ!』のマーレのような、メモ帳を片手に膨大なデータを収集し、あるいは頭の中にスーパーコンピューター顔負けのデータを蓄積するタイプのキャラクターも少なくありません。
OCJ:
「これはあながち嘘ではないかもしれません。オンラインカジノでも、例えばバカラやルーレットではゲームの履歴が公開されており、プレイヤーは自分がゲームに加わる前までのゲームの流れを見ることができます。ブラックジャックでも、自分に配られた手札によってどういった、次にどういった動きを取るべきかという、確率に基づいた『ベーシックストラテジー』というものが確立しています。
それらに基づいて次の一手を選択することは、プレイヤーの勝ちを約束するものではありませんが、長期的な視点でみた場合に勝率を上げることができるのは確かです。ちなみにランドカジノではテーブルでメモを取ることは許されていませんので、こういったプレイ方法ができるのは、オンラインカジノならではです。」
④高校生の天才ギャンブラー
のちに映像化もされた人気漫画『賭ケグルイ』や『トモダチゲーム』のように高校を舞台とした、あるいは高校生ギャンブラーの登場する漫画も少なくありません。特にその若さと相反する冷静沈着さを持った天才ギャンブラー、あるいは若さゆえに荒削りながら類い稀なる才能を持った存在、などという人物は、賭博漫画に限らず、あらゆる漫画で一度以上は見かけたことがあるのではないでしょうか?
OCJ:
「オンラインカジノでは、残念ながらこの設定はあり得ません。理由は単純で、オンラインカジノは18歳以下はプレイ禁止というルールが定められているからです。仮に嘘の情報を使ってカジノへの登録やプレイができたとしても、得られた勝利金を手元に現金化する際、多くのカジノでは本人確認を行っています。そこでプレイヤーが実は口座名義人と食い違うとなった際は、アカウントの凍結は免れません。
オンラインカジノというと、法的にグレーでその辺りはゆるそうなイメージを持っている方も多いかもしれませんが、ルールには非常に厳しいのが実際のところです。」
⑤ギャンブルにはまるうちに性格が変わる
普段はおっとりマイペースな人なのに、ギャンブルが始まった瞬間シャープな天才ギャンブラーに変貌、みたいなギャップは、上の「天才高校生ギャンブラー」と同様、博打の漫画に限らず、漫画やドラマではよくある設定です。
OCJ:
「これは、高校生ギャンブラーと違って、あながちありえない話とは言えないかもしれません。カジノのプレイの仕方は人それぞれですから。とはいえオンラインカジノ側から各プレイヤーの方達の性格までは見えませんので、なんとも言えません。
ただしギャンブルにのめり込みすぎてしまった結果、中毒になってしまう人も、中にはいます。オンラインカジノでは、プレイ時間やプレイに使える金額の上限を設定することもできますし、中毒の兆候がみられる場合は、必ず専門家のアドバイスを仰いでください。
オンラインカジノはあくまでも楽しみのためにプレイするべきものなので、のめり込みすぎにはくれぐれも注意してくださいね。」
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