2022年の調査によると、競馬業界は関連12法人の売上高が3兆6,315億円で、前期比5.7%の成長を遂げています。日本で圧倒的な人気を誇る公営ギャンブルの一つですが、その歴代最強馬とはどの馬だったのでしょうか?歴史を振り返りつつ、いま世界で注目されている競走馬についても紹介・解説していきます。
日本の最強馬トップ3
日本人による国内初の洋式競馬は1870年(明治3年)に始まりました。その長い歴史の中で数々の競走馬たちが名勝負を繰り広げてきましたが、そのトップ3はどの馬なのでしょうか?
第3位:キタサンブラック
演歌歌手の北島三郎がオーナーであることでも有名なキタサンブラックですが、父馬はブラックタイド、母馬はシュガーハートとなっており、その血統は北米と南米の影響を受けています。体力と脚質に定評があり、生涯戦績は20戦12勝、主な勝ち鞍には「2015菊花賞」「2016天皇賞(春)」「2016ジャパンカップ」「2017天皇賞(春)」「2017大阪杯」「2017天皇賞(秋)」「2017有馬記念」、獲得賞金:18億7684万3000円となっています。ちなみに、キタサンブラックの産駒であるイクイノックスも、2022年の日本代表馬に選ばれています。
第2位:オルフェーヴル
金色の暴君と呼ばれたほど、気性が荒かったオルフェーブル。世界最高峰レースである「凱旋門賞」でも2度も2着ゴールを果たし、その実力は本物でした。父馬はステイゴールド、母馬はオリエンタルアートで、生涯戦績:21戦12勝となっています。主な勝ち鞍は「2011皐月賞」「2011東京優駿」「2011菊花賞」「2011有馬記念」「2012宝塚記念」「2013有馬記念」で、獲得賞金は15億7621万3000円でした。
第1位:ディープインパクト
社会現象をも巻き起こした競走馬。知名度、戦績合わせて1位に輝いたのはディープインパクトです。日本近代競馬の至宝と呼ばれるほどの名馬で、武豊騎手に「飛んでいる」と表現させるほどの後から追い上げる、伸びやかな走りが特徴でした。父馬はサンデーサイレンス、母馬はウインドインハーヘアで、生涯戦績:14戦12勝でした。主な勝ち鞍は「2005皐月賞」「2005東京優駿2005菊花賞」「2006天皇賞(春)」「2006宝塚記念」「2006ジャパンカップ」「2006有馬記念」で、獲得賞金は14億5455万1000円でした。引退後も種馬としてG1馬を生み出すなど、競馬界に大きな貢献をしてくれた競走馬です。
世界の舞台で注目されている名馬
競馬の楽しみ方は様々です。もちろん競馬場に行って臨場感を感じながらレースを観るのも良いですが、最近ではbetwayなどのブックメーカーでの競馬ベッティングも盛んです。ベットできる予想の種類が通常の競馬よりもバリエーションがあり、競馬の新しい楽しみ方を提案してくれます。そんな競馬ベッティングにおいて注目されている世界競馬のひとつが「メイダン・ドバイワールドカップ2023」です。この大会で注目されている名馬を2頭ご紹介します。
イギリス:アルジールス(Algiers)
アルジールスは2017年3月28日に誕生した栗毛の競走馬です。アルジールスは、2023年1月に行われたアルマクトゥームチャレンジ第1戦(G2)、2月3日にドバイのメイダン競馬場で行われたアル・マクトゥームチャレンジ第2戦(G2)などを制しており、現在連勝中で勢いに乗っています。今年のドバイワールドカップでもかなり人気の馬となるでしょう。
アメリカ:カントリーグラマー(Country Grammer)
カントリーグラマーは、昨年のドバイワールドカップ覇者でいくつも重賞タイトルを持つ競走馬。2019根にデビューし、2021年以降は出走した全ての重賞で連対しています。今年のサウジカップも2着でゴールし、ドバイワールドカップでも1番人気となる可能性が非常に高いです。
日本調教馬が世界で活躍する日を夢見て
日本調教馬が世界に挑戦を始めて約半世紀。世界最高峰の競馬レースである凱旋門賞では、5着までに入賞すれば善戦したと評価されますが、日本調教馬は2013年のオルフェーヴル(2着)、キズナ(4着)を最後に一切上位に食い込めておらず、なかなか世界を攻略できていません。日本国内だけでなく、世界で活躍する競走馬、騎手が育ち、新世界を切り拓いてくれる日を楽しみにしていきたいですね。
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